「法人印鑑の書体ってどうやって選べばいい?」
「文字の選択肢が色々あるようだけど、おすすめはどれ?」
この記事では、法人印鑑・会社印鑑におすすめの書体を紹介しています。 さらに、法人実印や法人銀行印、角印など法人印鑑・会社印鑑の書体を選ぶ際のポイントも解説。
また記事の後半では、会社印鑑の書体にこだわりたい方におすすめの印鑑専門のネットショップも紹介しています。 最後までお読みいただければ、自社にはどの書体が最適なのか、どこで法人印鑑を購入すればよいのかが理解できるでしょう。
この記事を書いた人
「社判・社印・角印・丸印…」一口に会社印鑑(法人印鑑)と言っても、様々な種類があり難しいですよね。そんな会社印鑑について、印鑑通販サイトを30以上比較し、年間2.5万本の印鑑作成に貢献している筆者がわかりやすく解説。みなさまの満足のいく法人印鑑作成をサポートいたします。
【目次】
法人印鑑・会社印鑑の書体の選び方とポイント
法人印鑑・会社印鑑を作成する際には、チェックしておきたい書体選びのポイントが存在しています。 こちらでは、法人印鑑や会社印鑑を作成する際に失敗しないための書体選びのポイントを解説します。
偽造されにくい書体を選ぶ
会社印鑑を作成する際には、偽造などの悪用防止対策を十分に考える必要があります。 法人印鑑は会社の"顔"ともいえる重要な存在であり、悪用されると企業の信頼性にも関わる問題です。そのため、法人印鑑作成する際には偽造されにくい字体を選ぶことが非常に重要。 印鑑は字体により偽造のされにくさが違ってくるため、会社印鑑には複雑で偽造されにくい書体を選ぶのがおすすめです。
適度に読める書体を選ぶ
「会社印鑑は偽造されにくい書体を選ぶことが重要」とお伝えしましたが、適度に読める文字であることも同時に重要です。 なぜなら、法人印鑑は請求書や見積書などに捺印するものであり、取引先に見られることがあるためです。会社印鑑に偽造されにくい字体を選ぶと複雑で可読性(人の目で読めること)が低くなりますが、適度に人の目でも読めるフォントを選ぶことで、取引先の担当者が社名などを確認しやすくなるでしょう。
唯一無二の個性を主張する選択肢もあり
先ほど紹介した「適度に読める字体を選ぶ」とは矛盾しますが、会社印鑑の可読性が低くても問題ないのであれば、圧倒的に個性の強い独自の書体で作成する選択肢もあります。※「Sirusi」のベンチャー印グラフィーシリーズ「SunRise」
他の誰とも違った自社の個性をアピールするなら、あえて独自性の高い字体の法人印鑑を検討してみましょう。
法人印鑑におすすめの書体
法人印鑑や会社印鑑の字体の選び方をチェックしたところで、具体的なおすすめの書体を紹介していきます。 結論からお伝えすると、法人印鑑や会社印鑑におすすめの字体は下記の3種類。
- 篆書体
- 吉相体(印相体/八方篆書体)
- 古印体
法人印鑑・会社印鑑におすすめのそれぞれの書体について、特徴を詳しく見ていきましょう。
篆書体
※出典:Sirusi
法人印鑑で最もスタンダードなフォントが「篆書体(てんしょたい)」です。 実に多くの企業が会社印鑑として採用している字体なので、取引先へ見せる際にも全く心配がありません。
篆書体は、古来中国から伝来したとされる伝統的なフォントです。 あの有名な「金印」の文字も篆書体で作成されたとされており、歴史を感じさせてくれる特徴があります。
篆書体は複雑な形をしており可読性が低いため、法人印鑑の偽造防止に役立ちます。 「最も一般的な字体で法人印鑑を作りたい」とお考えの経営者様なら、会社印鑑に篆書体を選んでおけば間違いないでしょう。
吉相体(印相体/八方篆書体)
※出典:Sirusi
会社印鑑に開運などの意味を込めたい方には、「吉相体(きっそうたい)」がおすすめです。 吉相体は別名を「印相体(いんそうたい)」や「八方篆書体(はっぽうてんしょたい)」とも呼び、文字が印鑑の縁に接している特徴があります。
吉相体は、篆書体を基盤として八方向に伸びるようなデザインに進化させた字体です。文字の形が末広がりなため、風水などの分野では縁起がいいとされています。
吉相体の特徴は、印面が篆書体よりも芸術性のあるデザインに仕上がる点にあります。 文字の形や雰囲気に魅力を感じる経営者様なら、吉相体の法人印鑑を検討するとよいでしょう。
古印体
※出典:Sirusi
「古印体(こいんたい)」は、日本の漢字をベースに作られた可読性の高い字体です。 人の目で見ても文字を読みやすい特徴があり、取引先に対して法人印鑑の文字を読ませたい場合に効果的です。
古印体は特に認印で使用されることが多い書体ですが、会社印鑑の代表者印や銀行印に採用しても問題ありません。 ただし、可読性が高いからこそ偽造防止を重視する場合には古印体よりも篆書体などの方が適しています。
また古印体は、和の風情を感じさせてくれる墨溜まりなど、日本らしい字体となっている点も特徴です。 和の趣に魅力を感じる経営者様なら、法人印鑑に古印体を選択してみてはいかがでしょうか。
文字にこだわりたい方におすすめのネットショップ
法人印鑑の字体にこだわりたい経営者様なら、ぜひ利用してほしいおすすめの印鑑ショップがあります。 法人印鑑の字体にこだわれるおすすめの印鑑ショップは、下記の3つです。
- Sirusi
- ハンコマン
- 平安堂
いずれも字体にこだわった法人印鑑の作成に対応しており、印鑑を専門に販売するネットショップのため信頼性もバッチリです。 ここからは、それぞれのネットショップの特徴やおすすめポイントを解説していきます。
Sirusi
「圧倒的に個性のある独自の書体で法人印鑑を作りたい」とお考えの経営者様におすすめのネットショップがSirusiです。 Sirusiでは、「ベンチャー印グラフィー」と名付けられた、オリジナルの書体で法人印鑑を作成できます。
上の画像のように、ベンチャー印グラフィーでは全3種類のデザインから好みの文字を選べます。 可読性のあるおしゃれな字体なら「サンライズ」を、直線的でカッコいい文字は「ライン」を、随所に円を取り入れたデザイン性の高い書体なら「バルーン」を選ぶとよいでしょう。
またSirusiのベンチャー印グラフィーでは、アタリ(印鑑の向きを確認する目印)のオプションを選択できます。 アタリにはスワロフスキーや京都オパール、ルビーやエメラルドといったジュエリーなどを選べ、おしゃれで唯一無二の法人印鑑に仕上がるでしょう。
ハンコマン
ハンコマンは、印鑑のスピード出荷に定評のあるネットショップです。法人印鑑で定番の篆書体をはじめとし、下記7種類の字体から選べます。
- 印相体
- 篆書体
- 行書体
- 古印体
- 楷書体
- 誠印相体
- 富篆書体
いずれも特徴やデザインが異なるフォントであり、豊富な選択肢から法人印鑑の字体を選べるのは大きなメリットです。 ぜひ公式サイトをチェックして、それぞれの特徴を確認してみてくださいね。
またハンコマンが法人印鑑の購入におすすめの理由は、縁起のいい「金の印面」(下画像)を選択できるためです。 法人印鑑の印面は朱色で加工されるのが一般的ですが、ハンコマン限定で金色の加工も選択可能となっています。
朱色でも金色でも印面を保護する効果は変わらないため、デザインの好みで選ぶとよいでしょう。 商売繁盛を願って金色の印面で法人印鑑を作るのもいいですね!
平安堂
書体だけではなく素材にまでこだわって法人印鑑を作りたい経営者様なら、平安堂で商品を探してみてはいかがでしょうか。 平安堂は高級素材にこだわった印鑑ネットショップで、現在では希少な象牙製の法人印鑑も作成可能。
一昔前まで象牙は法人印鑑の素材の定番でしたが、近年では非常に希少な素材のため入手困難な状態となっています。 平安堂では正規ルートで仕入れた希少な象牙印鑑を提供しており、高品質な象牙印鑑を購入できます。
平安堂では、法人印鑑の文字を篆書体と古印体、八方篆書体の3種類から選べます。 先程のハンコマンと比べると選択肢はやや少ないですが、法人印鑑で定番の字体は網羅されているため、それほど問題にはならないでしょう。
まとめ:字体にこだわれるネットショップをチェック!
この記事では、法人印鑑・会社印鑑におすすめの字体や、選び方のポイント、デザインにこだわれる人気のネットショップなどを紹介しました。 法人印鑑や会社印鑑におすすめの字体をおさらいすると、下記のとおりです。- 篆書体
- 吉相体(印相体/八方篆書体)
- 古印体
いずれも特徴の違う人気の字体なので、自社に最適なものを選びましょう。 まずは記事内で紹介したネットショップで、法人印鑑の字体をチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお法人印鑑を作成する際の基礎知識をもっと知りたい経営者様には、次の記事がおすすめです。 次の記事では、法人印鑑を作成する際に覚えておきたいポイントを総合的に解説しています。
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